六 地 蔵
六地蔵は、地蔵菩薩が六つの世界へ赴くために姿を変えたもので、墓所にある六地蔵は故人が良い世界に生まれ変われる事を願って建てられて居るそうです。
六つの世界は『六道(ロクドウ又はリクドウ)』と呼ばれ、人は亡くなると生前の行いで、どの世界へ行くか?審判を受けるとされています。どの世界も苦しみから逃れる事は出来ず、程度の違いはありますが、本来、仏教は悟りを開きその六道の輪廻転生から抜け出す事を目的としていました。
注 浄土真宗では、全ての死者は阿弥陀如来によって極楽浄土に招かれるとされているので、六道に生まれ変わる事は無いとされています。